段ボールアートとDyslexiaについて。

美容コンサルタント 高橋ふみです。

あっという間に4月になり、息子のインター(現在マレーシアのインターとオンライン中)も新しい学期を迎えました。

ようやくマレーシアの教育省が学生ビザの処理を再開したと3月の半ばに連絡を受けましたが、まだ時間は掛かりそうです^^;ここまで来たらのんびりじっくりと今出来る事をやっていますが…息子は早く行きたくて仕方ないようです。

そりゃあそうですよね。本来なら去年の5月に渡航しているはずでしたから。。

でもすべての事には意味があって。必然的にこうなっているんだなーと思う事が1年の間に沢山ありました。人生って【誰と出会うか】というのが大切なのですが、それがこの1年で出会うべき人達と出会う事が出来ました。私にとっても、息子にとっても良かった!と感じる事が沢山ありました。

春休みの期間は、お弁当作って近くの公園に行ったり…

ほぼ前日の残り物ですが、お弁当にすると美味しく感じますね!!

息子は得意な?!段ボールアートを。

MACを作ったそうです。笑

Dyslexia故に、キーボードはこのような感じです^^

この子用なのでしょうか?!笑

占領されています。

確か数年前もMacBookを作ったのですが、久しぶりに段ボールアート熱が再燃したようです。

先日は、こちら。

何だかわかりますか?

スターウォーズのボバ・フェットだそうです(*´∀`*)

この息子ですが、先日、マレーシアのインターでWIDAの試験がありました。この半年でスピーキングもリスニングも最初の3倍くらいのスコアに伸びて、(元々が相当低かったのもありますが!)本人もだいぶ自信が付いて来たと言っていました。

ですが…WIDAの試験はSpeaking,Reading,Listening,Writing…と4つの総合得点になるので、当然Dyslexiaを抱える子はこのWriting,Readingで足を引っ張ります。

当の息子も、もろにコレに当たりまして……。今のクラスを卒業出来ませんでした。涙。

先生とも話しましたが、これはDyslexiaあるあるで仕方がない事で。次学期からはこの苦手な2つにFOCUSしてくださるとのことでした。

自分より話せない子がパス出来ているのを目の当たりにして、先生に「なんで俺が卒業出来ないのか?納得行かない!!」と自分でメールをしていました^^;すっごく怒って。苦笑

うん。それで良いと思う。

貴方が勉強で悔しい顔をしているのを初めて見た!笑

でも皆頑張っているわけだし、逆にspeakingが苦手でも読み書きが出来る子もいる。それぞれ違うからね(・・;)

Speaking,Listeningについては最初よりかなりスコアは上がったものの、まだまだ…というところなので、そこをもっと伸ばして行けるよ!という事(そうしたら、Writing,Readingのスコアが低くても足を引っ張られない)そして、Dyslexiaだからそこは仕方がない部分。でも、まだ出来る事はあるはず。逃げないで先生と頑張ってみようと話しました。

書けないのは、正直私はPCが出来れば良いと思うのですが(将来的にも)、読めないというのは自分が得意な事ややりたいことへの意欲が折れてしまうのを見て来たので本当にどうにかならないか?と思ったのです。例えば息子の場合は、日本の学校に居た時理科や社会が大好きだったのですが、教科書が読めない故にそこでイライラしてストップが掛かってしまう。面倒になって止めてしまうということが多々ありました。幸い、学校側に交渉して補助の先生に読み上げをして頂いたりしたので、何とか頑張る事が出来ていたのは本当に有り難かった事ですm(_ _)mですが、先生が居ない時などは当然そういった事が多々ありました。

いつまでも読み上げをしてくれる人がいるわけでもないし、PCなら読み上げ機能がついているから便利ですが、例えば外にいる時や本を読みたい時など今後、彼が生きて行くためには自分で切り開かなければならないことも沢山あります。

その最初の壁に当たっているところですね。

Dyslexiaというのを抱えた子にとって、本当に義務教育って大変だと思います。これは本人、こういう子供を持った親や関わった人しかわからないこと。自分が興味あっても読めない。わからない。そこで気持ちが折れてしまう。時には「甘えている」という声も。見掛けが普通なだけに理解されることが難しいのも辛いところです。

…それでも読め、書け、というのは目が悪い子にメガネを掛けるな!というのと同等の扱いです。

「海外になんて行く必要あるのか?」という事を言われた事もありますが、行かなくても良いと思うし、そのままでも健康で幸せだと思います。でも、道を作ってあげられるなら作ってあげたいし、それは読めない苦しみを見て来た人しか理解出来ない事です。「そのままで良いんだよ」って言うのは、彼の存在そのものの事です。

家族で話し合って、何より本人が行きたいという気持ちを尊重する。

これは価値観の違いもあるし、何が正解か、間違いかなんてわかりませんが

一つ言えるのは、自分達の選択には何も間違いは無いということ

正直、彼が行きたくないというなら今こんな状況だし日本の学校に戻っても良いと思っていました。学生ビザは親一人にしかビザが発行されないので、私だけしか行けないですし。当の私もリウマチの数値が上がっているのも心配だし、今年の始めくらいにマレーシアの病院がコロナで逼迫していると聞いた時は「行きたくない」と思っていたのも事実です。

でも、やっぱり彼は「早く行きたくて仕方がない。やりたい事沢山。英語も早く喋れるようになりたい。皆と早くキャンパスで勉強したい。」という気持ちは一度も揺らぐ事は有りませんでした。

一時期の私の「行きたくないかも」という気持ちも1ヶ月ほどで冷めて(笑)、今はやはり早く行きたい気持ちです。

こういった特性を持つ親は色々な事を模索していますよね。他人が介入する問題ではなく、自分達でのベストを見付けて行く!当然、そのままでも良いんです。留学しても良いんです。

他人の意見より自分達の意見、気持ちを大切に(*^^*)

そしてこういった特性は、脳の機能の問題なのでインナーチャイルドとかスピリチュアルの問題ではないということ。ちゃんとしたDyslexiaの専門家の先生の元に行かれて下さい!

では♪