なぜ青クマができると老けて見えるのか?そもそも青クマって?
前回の記事に書いたように目元のクマは、色によって原因と対策が異なります。(茶クマについては前回の記事をご覧ください。)寝不足だけがクマの原因ではないんですよ。
青クマの原因は、血流が悪くなることによって目の下に青黒い影が現れることです。この青クマが老けて見える理由と、その改善方法を解説します。

今回は青クマの原因と対策について。
青クマは、紫〜青っぽい色をしているのが特徴です。目元は他の皮膚に比べて非常に薄く、毛細血管が集中しています。
そのため、血流が悪くなると、滞った血液(静脈血)の色が透けて見えやすくなり、目の下に青黒い影として現れてしまうのです。これが、青クマが「疲れた印象」や「老けた印象」を与えてしまう大きな理由です。
青クマを生み出す根本的な原因3つ
青クマの主な原因は、血行不良にあります。
血流を悪くする要因は一つではありません。
血行不良を引き起こす生活習慣
青クマの最も大きな原因は、冷えによる貧血や血行不良です。これに加え、以下の生活習慣も血流を悪化させ、青クマを濃くします。
- 寝不足: 疲労が蓄積し、血行が滞ります。
- 喫煙: 血管が収縮し、全身の血流を悪くします。
- ストレス:自律神経の交感神経が優位になり、血管が収縮するため血行不良が起こります。
ストレスとホルモンバランスの乱れ
上記の通り、過度なストレスは、自律神経の乱れを引き起こし、ホルモンバランスにも影響します。
血管の収縮・拡張をコントロールする自律神経が乱れると、目元の血行も悪くなり、クマの原因となります。
更にストレスは身体を冷えさせます。よって冷えによって血行が悪くなりクマが目立つようになります。
目元の構造的な問題
もともと目元の皮膚は非常に薄いため、血液の色が透けて目立ちやすいという特性があります。
特に皮膚が薄い方や色白な方は、血流不良の影響がより顕著に現れやすい傾向があります。これも体質だから、、、と諦めてしまうのではなく、血流を良くするような生活習慣を身に着けていきましょう!
少しずつ・・・で良いので。
【セルフチェック】青クマができやすい人の特徴
以下に当てはまる方は、血行不良や鉄分不足が原因の青クマができやすいタイプです。
- 冷え性や貧血持ちの方
- 頭痛持ちの方(血行不良が原因となっているケースが多い)
- 皮膚が薄く、色白な方
- 冬になると特にクマが目立つと感じる方(寒さで血流が悪化するため)
青クマの具体的対策
青クマは、「血流を良くすること」が最大の改善ポイントです。目元だけではなく、身体全体からアプローチすることで根本的な改善を目指しましょう♪
生活習慣を整え、代謝を高める(インナーケア)
身体全体の血流を促すことが重要です。
- 湯船に毎日浸かる: シャワーで済ませず、湯船に浸かって身体の芯から温め、血流を促進します。
- 身体全体の代謝を上げる: 軽い運動やストレッチなどを毎日の生活に取り入れ、全身の代謝を高めます。
- 呼吸法を取り入れる:色々な呼吸法がありますが、自分が心地よいと感じる方法でOKです。私の場合は、鳩尾(みぞおち)に意識を集中させながら、行う方法。鼻から吸う、口から倍以上の時間を掛けて全て吐ききる。おヘソと背中がひっつく(ことは絶対ないんですが。笑)イマージで吐き切る。これを気付いた時に繰り返すと身体が温まります!
- 質の良い睡眠: 疲労を回復させ、自律神経を整えるために、十分な質の良い睡眠をとることが不可欠です。
目元への優しいアプローチ(アウターケア)
滞った目元の血流を改善します。
- 目元を温める: ホットタオルや温めたウェットコットンなどで目元を温めます。血管が広がり、血流が改善します。
- 正しいマッサージ・ツボ押し: アイクリームを塗る際に、優しくツボ押しや正しいマッサージを行い、目元の血行を促します。(※皮膚を擦りすぎないように注意が必要です)
食事によるアプローチ(青クマ改善策・食編)
栄養摂取は、体質改善の土台です。特に鉄分とビタミンE、ビオチンを意識して摂りましょう。
・鉄分(ヘム鉄) 貧血は血行不良を促進させる一因・鉄不足の解消 …カツオ、鮪、レバー、赤みの肉など
・ビタミンE 血行促進し、「若返りのビタミン」と言われる。… アボカド、ナッツ類、かぼちゃなど
・ビオチン(ビタミンH) 皮膚、粘膜の健康維持を補助。代謝やコラーゲン生成をサポートする。…キノコ類、レバー、卵黄、大豆製品など
摂取の際のポイント
卵は加熱して食べる:
- 生卵の卵白には「アビジン」という成分が含まれており、ビオチンと強く結合してその吸収を妨げてしまいます。ビオチン摂取を目的にする場合は、必ず卵は加熱して食べるようにしましょう!
腸内環境を整える:
ビオチンは腸内細菌によっても合成されます。ヨーグルト、発酵食品、食物繊維などを積極的に摂り、腸内環境を整えることはビオチンの利用効率を高めるのに役立ちます。身体に良いからといって一気に過剰摂取するのではなく、小まめに、継続して摂取することが大切です。

まとめ:青クマ改善の最大のポイントは・・・
青クマの改善は、特別な化粧品に頼るだけでなく、「全身の血流を良くする」というシンプルな目標に向かって、食生活や生活習慣を見直すことから始まります。
「目だけで解消法を見つけようとしないこと」が何よりも重要です。全身の巡りを良くする対策をコツコツと継続し、諦めずに美しい目元を取り戻しましょう♪
次回はアラフォー以上に一番多い「黒クマ(たるみ)」です。
